竹内まりやの駅を語る
ここでは女心を表現する天才・竹内まりやの「駅」の感想を書きます!
竹内まりやさんの曲は本当に女性なら共感せずにはいられない歌詞が詰まっている曲ばかりではないでしょうか。
「駅」有名ですね。
私は2番の歌詞が好きです。
一つ隣の車両に乗りうつむく横顔見ていたら
思わず涙溢れてきそう
ここの部分。電車って通勤などで使われる方多いと思うんですけど、すごく日常的ですよね。
そんな日常の中で昔の彼と再会して、でも向こうは気づいていない。
そして一つ隣の車両っていうそう近くない距離感がなんとも味を出していて、いいと思いませんか?笑
しかも彼はうつむいているんですね。元気がない様子です。
私的にはそこがたまりません笑
そんな彼を見て切なさがこみ上げてくる主人公。想像するとすごく気持ちがわかります。
そしてこの後の部分の歌詞に、今になってあなたの気持ち初めてわかるの痛いほど
私だけ愛してたこともっていう風に書かれているのですが、ネットで私だけが愛してたのか
それとも私だけを愛していたのかが分からず色々書かれているみたいです^^;
私としては完全に(彼が)私だけを愛してたって意味だと捉えてます。
曲全体の意味を考えていくとそうとしか考えられないんですよね。
そっちのほうが何かロマンチックですし笑
そしてまたこのあとの
ラッシュの人並みに飲まれて消えてゆく後ろ姿がやけに悲しく心に残る
改札口を出る頃には雨もやみかけたこの街にありふれた夜がやってくる
ここめちゃくちゃ切なくないですか?
言葉にするのは難しいんですけど、消えてゆく後ろ姿っていう表現が切なさを伝える上手い表現だなぁと思います。
そのあとのありふれた夜がやってくるの部分も凄いです。
昔色々あった愛してた人に再会したけど、それは遠い過去のことで今はそんなことがあってもいつもと変わらない夜を過ごすってところがもう切なさの極みというか、、
最後まで向こうは主人公に気づいてないところも切ないです。
いや〜なかなか歌詞にはできない女心を上手く表現する天才ですなぁ。
ユーミンのさざ波の良さを語る
秋の光にきらめきながら
指の隙間を逃げてくさざ波
2人で行った演奏会が始まる前の弦の響きのよう
もうこの部分からすごくないですか?
さざ波を楽器の弦の音に例えてるところ。
それくらい彼との思い出に浸っていることが分かりますね。
月の形のボートの上で
素敵な日々を思い出にしたい
膝にひらいた短編集も風がめくって
いつの間にかエピローグ
ここの歌詞の部分が個人的に1番好きです。
特にエピローグ♪の部分。
曲調も良いし、短編集が風に吹かれてエピローグまでいってしまったという歌詞の表現がめちゃくちゃ好きです。
ユーミンはこういう大それたことを歌詞にするのではなく、日常の景色とかほんの些細な出来事をロマンティックに言葉で表現する天才ですよね。
愛が終わるのをたしかめずに
ひとりここへ来てよかったの
私、歌詞を見るまで「よかったの」の部分、「よかったわ」かと思ってました( ̄▽ ̄;)
「の」と「わ」でだいぶ意味合いが違ってきますよね笑
あと個人的にひとりでボートを漕ぐ主人公に共感というか安心しますね笑
私は基本的に1人行動が好きなのでたまにするのですが、他人の目がちょっと気になったりもするので笑
ユーミンの曲は1人でいる様子の曲が多いので好きです。
オールも持たず漂いながら
やさしい人に手紙を書きたい
短いけれど楽しかったと
強がりだけを岸の落ち葉に添えて
彼をただ彼と言わず、やさしい人という風に表現しているのもまたいいですね。
「強がりだけを岸の落ち葉に添えて」ってまたユーミンっぽい表現でめちゃくちゃ好きです。
霧が水面をゆっくり流れ
帰る岸辺を覆い隠すように
もうしばらくは本当の愛を見つけられずに
さまよってもいいの
私ここの「さまよってもいいの」を「さまよってもいいわ」と思ってました笑
なんかそう聞こえません?(^_^;)
もうしばらくは本当の愛を見つけられずにさまよってもいいのって歌詞、なんだか勇気づけられます。
失恋した後に聴くと、ああ、たしかにそうかもなって思わせてくれる歌詞です。
ユーミンの歌詞は心の奥に持っている本音を代弁してくれるようで、いつも聴いてすごく共感します。
勝手にユーミンには自分とすごい近い感性を感じちゃってます笑
自分だけが感じていたと思っていたものをユーミンがこれまた上手い具合に歌詞で表現してくれているんです。
そうそう、これこれみたいな感覚笑
心にスっとヒィットするような。
これだけユーミンが評価されているのだからこういう気持ちはきっと私だけじゃないんでしょうね笑
また他の曲も紹介したいと思います!
では!