ユーミンのさざ波の良さを語る

秋の光にきらめきながら

指の隙間を逃げてくさざ波

2人で行った演奏会が始まる前の弦の響きのよう

 

もうこの部分からすごくないですか?

さざ波を楽器の弦の音に例えてるところ。

それくらい彼との思い出に浸っていることが分かりますね。

 

月の形のボートの上で

素敵な日々を思い出にしたい

膝にひらいた短編集も風がめくって

いつの間にかエピローグ

 

ここの歌詞の部分が個人的に1番好きです。

特にエピローグ♪の部分。

曲調も良いし、短編集が風に吹かれてエピローグまでいってしまったという歌詞の表現がめちゃくちゃ好きです。

 

ユーミンはこういう大それたことを歌詞にするのではなく、日常の景色とかほんの些細な出来事をロマンティックに言葉で表現する天才ですよね。

 

 

愛が終わるのをたしかめずに

ひとりここへ来てよかったの

 

私、歌詞を見るまで「よかったの」の部分、「よかったわ」かと思ってました( ̄▽ ̄;)

「の」と「わ」でだいぶ意味合いが違ってきますよね笑

 

あと個人的にひとりでボートを漕ぐ主人公に共感というか安心しますね笑

私は基本的に1人行動が好きなのでたまにするのですが、他人の目がちょっと気になったりもするので笑

ユーミンの曲は1人でいる様子の曲が多いので好きです。

 

オールも持たず漂いながら

やさしい人に手紙を書きたい

短いけれど楽しかったと

強がりだけを岸の落ち葉に添えて

 

彼をただ彼と言わず、やさしい人という風に表現しているのもまたいいですね。

「強がりだけを岸の落ち葉に添えて」ってまたユーミンっぽい表現でめちゃくちゃ好きです。

 

 

霧が水面をゆっくり流れ

帰る岸辺を覆い隠すように

もうしばらくは本当の愛を見つけられずに

さまよってもいいの

 

私ここの「さまよってもいいの」を「さまよってもいいわ」と思ってました笑

なんかそう聞こえません?(^_^;)

 

もうしばらくは本当の愛を見つけられずにさまよってもいいのって歌詞、なんだか勇気づけられます。

失恋した後に聴くと、ああ、たしかにそうかもなって思わせてくれる歌詞です。

 

ユーミンの歌詞は心の奥に持っている本音を代弁してくれるようで、いつも聴いてすごく共感します。

勝手にユーミンには自分とすごい近い感性を感じちゃってます笑

自分だけが感じていたと思っていたものをユーミンがこれまた上手い具合に歌詞で表現してくれているんです。

そうそう、これこれみたいな感覚笑

心にスっとヒィットするような。

 

これだけユーミンが評価されているのだからこういう気持ちはきっと私だけじゃないんでしょうね笑

 

また他の曲も紹介したいと思います!

 

 

では!